【2026年最新】富山市への移住完全ガイド|補助金・支援制度から家づくりまで徹底解説
2026.09.10
2026.09.10

「富山市への移住を前向きに検討中。実際、本当にアリなの?」
そんな疑問をお持ちの方へ。
この記事を書いているのは、本サイト「イエタッタ富山」で家づくりや地域の情報を発信している専門ライターです。
移住先の候補として富山市が気になって、ある程度は調べている。
けど、「いざ動き出すとなると補助金や手続きのことがよくわからない」「子育て環境や家づくりのことも含めて、もう一度整理したい」という方も多いのではないでしょうか。
結論からいえば、富山市は首都圏から移住するファミリーにとって、十分に有力な選択肢といえます。
本記事の内容は以下のとおりです。
読んでいただければ、富山市への移住に必要な情報を一通りおさえたうえで、具体的な行動に進めるようになるでしょう。

富山市への移住を検討しているなら、まずは「どんな街か」をあらためて確認しておきましょう。
リサーチ済みの方にとっても、あらためて整理するきっかけになるはずです。
北陸新幹線かがやき利用で、東京駅〜富山駅間は最速2時間5分です。
参考:富山市観光協会 アクセス
帰省や出張、急なトラブルでも戻りやすい距離感は、首都圏から移住する方にとって大きな安心材料といえるでしょう。
「遠すぎない地方」であることは、移住のハードルを少し下げてくれますね。
富山市は、公共交通沿線に都市機能を集積させた「コンパクトなまちづくり」を推進する都市として、国内外から注目されています。
人口約40万人の県庁所在地でありながら、商業・医療・教育などの都市機能が集まっており、「過度に都会でも田舎でもない」バランスのよさが魅力です。
富山湾の新鮮な海の幸、3,000m級の立山連峰、変化に富んだ四季など、海・山・川の自然を身近に楽しめる環境があります。
これらは、首都圏では体験しにくいものです。
とくに、自然に囲まれながら子育てをしていきたいというファミリーにとっては、富山市のロケーションは大きな魅力といえるでしょう。
総務省が発表した「消費者物価地域差指数」によると、富山県全体の総合指数は98.6で、全国平均の100を下回っています。東京と比べても物価水準は低く、生活コストを抑えやすい地域といえるでしょう。
土地代についても東京と比べれば抑えやすく、首都圏より余裕のある生活設計を立てられる可能性があります。
参考:土地代データ 富山市
ただし、住むエリアによっては車が必要となるため、車両費や冬の光熱費なども含めて生活費を考えておくことが大切です。
富山県全体の移住メリットについては、こちらでより詳しくまとめています。
⇒【富山県移住はどう?】メリット・デメリット徹底解説|仕事・支援制度や補助金・後悔しないポイントもご紹介

富山市は、子育て世帯にとってさまざまな支援や環境が整っています。
具体的な内容を見ていきましょう。
富山市は待機児童ゼロを実現しており、子育て世帯にとって保育環境を考えやすい街といえます。
市内には、駅前ビル「CiC」4階の「とやまこどもプラザ」をはじめ、複数の子育て支援センターが設置されており、0歳〜就学前の子どもと家族が気軽に交流・相談できる場所も充実しています。
ただし、待機児童がゼロでも希望する保育所に必ず入れるとは限らないため、移住するエリアが決まったら空き状況を確認しておくと安心です。
富山市は、全国学力・学習状況調査でも全国平均を上回る結果が見られます。
自然体験・読書習慣・家庭学習なども含め、子どもの教育環境を重視する方にとって参考になるデータといえるでしょう。
ただし、学校ごとの特色や通学環境などによっても異なるため、実際に住むエリアを決める際にはあわせて確認しておくことをおすすめします。
富山市では、0歳から18歳年度末まで、保険診療の自己負担分が助成されます。
参考:育さぽとやま・富山市公式
お子さんのいるご家庭にとって、この制度の恩恵は特に大きいですね。
転入後は、必要な申請手続きを忘れずに行いましょう。

ここでは注意点もお伝えしておきます。
ある程度リサーチが進んでいる方も、あらためて確認しておきましょう。
富山市はコンパクトシティを推進していますが、郊外・農村部では車が必要になるケースが多くあります。
首都圏と同じ感覚で電車・バス中心の生活を想像していると、移住後にギャップを感じる可能性があります。
住むエリアや家族の通勤先によっては、夫婦それぞれに車が必要になることも考えておきましょう。
富山市は降雪が多く、冬の雪かきや冬タイヤへの交換など、首都圏にはない備えや生活コストが必要になります。
理想は現地で冬の暮らしを一度体感しておくことですが、難しい場合でも、雪のある生活について事前に情報収集しておくことが重要です。
家を購入する場合は、敷地内の雪をどこに置くか、周辺道路の除雪状況なども確認しておくと安心です。
現地就職に切り替える場合、首都圏と給与水準に差が生じる可能性があります。
リモートワーク継続であれば影響は少ないですが、転職を伴う場合はライフプランの見直しが必要です。
給与だけではなく、家賃や住宅ローン、車の維持費、冬の光熱費などを含めて、移住後の家計を考えてみましょう。
移住後しばらくは知人が少なく、地域コミュニティになじむまでに時間がかかることもあります。
移住者交流会に参加したり、子どもを通じて地域との接点をつくったりすることは、移住後の暮らしに慣れるうえで大切なポイントです。
とはいえ、人間関係を無理に広げすぎる必要はありません。
ほどよい距離感で関わりながら、自分たちに合ったペースで地域になじんでいくことが大切です。
人間関係も含めて、移住後に後悔を減らしたいという方は、こちらもあわせてどうぞ。
⇒富山県への移住で後悔しないために!失敗しやすいポイントと事前にやるべきこと

ここでは、気になる補助金や支援制度について整理します。
富山市では、東京圏から移住して就業または起業などの条件を満たした方に「移住支援金」を支給しています。
参考:富山市公式ウェブサイト
| 区分 | 支給額 |
| 世帯(2人以上)で移住 | 100万円 |
| 18歳未満の子ども(1人につき加算) | 100万円 |
例:夫婦+子ども2人の場合=合計最大300万円
なお、単身移住の場合は60万円の支給です。
《主な対象条件》
【移住元の条件】
※細かな対象地域や通勤条件があるため、必ず公式サイトで確認してください。
【移住先(富山市側)の条件】
【就業・起業などの条件】
対象となる方法は複数あり、移住支援金の対象求人への就業、専門人材としての就業、テレワーク、関係人口、起業など、それぞれに条件が設定されています。
※リモートワーク(テレワーク)勤務の方へ
現在の勤務先でテレワークを継続しながら移住する場合も、対象になるケースがあります。
主な条件は、
などです。
対象法人への勤務が必須となる一般就業枠とは条件が異なるため、事前に富山市企画調整課(TEL:076-443-2277)へ確認しておくことをおすすめします。
【申請期限】
令和8年度(2026年度)に交付を希望する場合、申請期限は令和9年2月15日です。
なお、予算上限に達した場合は受付を終了する可能性があるため、富山市では早めの事前相談を案内しています。
移住後の住宅取得や家づくりに活用できる補助制度もあります。
将来的に家づくりを検討している方は、これらを念頭に置いておくとよいでしょう。
※なお、富山市・富山県の制度は2026年度に見直しが行われているため、利用前には必ず最新情報を確認してください。
《① まちなか・公共交通沿線中古住宅取得等支援事業》
参考:富山市公式ウェブサイト「まちなか・公共交通沿線居住推進事業」
富山市の中心部(まちなか)または公共交通沿線の指定地区内で、中古住宅を取得する方などへの支援制度です。
※2026年4月からの制度変更ポイント
令和8年3月31日をもって、従来の新築住宅への住宅取得支援制度は終了しました。
令和8年4月以降は、一定の条件を満たす中古住宅の取得や、中古住宅の取得にあわせて行うリフォーム・建替えなどが対象となっています。
参考:富山市公式「住宅政策課からのお知らせ 令和7年10月1日」
新築一戸建て・注文住宅を検討している方は、この制度の対象外となるため、後述する県や国の補助制度を確認してみましょう。
補助対象エリアは、
です。
具体的な対象範囲は「インフォマップとやま」などで確認できます。
《② 富山型高性能住宅推進事業費補助金(富山県)》
参考:富山県公式「富山型高性能住宅推進事業費補助金について」
ZEH水準を上回る富山県独自の基準を満たす高性能住宅の新築・購入などに対して、費用の一部が補助される県の制度です。
注文住宅(新築)を検討している方が活用できる制度として、確認しておきたい補助金のひとつといえます。
2026年度の新築住宅では、性能や世帯条件に応じて以下の補助が行われます。
※富山県では、独自の住宅性能基準として『アドバンス水準』と、さらに高性能な『チャレンジ水準』を設定しています。
チャレンジ水準や子育て世帯・若者夫婦世帯のアドバンス水準では、国の「みらいエコ住宅2026事業」の補助を受けることなどが条件となっています。
また、既存住宅の省エネ改修については、条件を満たす場合に最大120万円の補助があります。
富山県の冬の寒さを考えると、高断熱・高気密の高性能住宅は、快適な暮らしを考えるうえでも検討したいポイントです。
補助金を活用しながら、性能にもこだわった家づくりを検討してみましょう。
《③ みらいエコ住宅2026事業(国)》
国土交通省・環境省・経済産業省の3省連携による住宅省エネ支援制度です。
一定の省エネ性能を満たす新築住宅の取得に対して補助が受けられます。
富山市での基本的な補助額は以下のとおりです。
GX志向型住宅はすべての世帯が対象ですが、長期優良住宅・ZEH水準住宅については、子育て世帯または若者夫婦世帯が対象です。
また、地域区分や住宅の条件によって補助額が異なるケースがあります。
申請期限も住宅の区分によって異なり、予算上限に達した場合は早期に受付終了となる可能性があります。
利用を検討している方は、できるだけ早い段階で施工会社に確認しておきましょう。

具体的にどう動き出せばいいかがわかると、移住へのハードルはぐっと下がります。
ここでは、情報収集から定住後の申請まで、6つのステップで整理します。
まずは富山市の移住専用ポータルサイト「ちょうどいいTOYAMAcityプラス」や、富山県公式サイト「くらしたい国、富山」で情報収集を始めましょう。
首都圏在住のまま相談したい場合は、有楽町にある「富山くらし・しごと支援センター」への問い合わせが便利です。
【移住に関する相談窓口】
| 窓口 | 連絡先 | 対応 |
| 富山市企画調整課 | 076-443-2277 | 平日 |
| 富山くらし・しごと支援センター(有楽町) | 080-8870-2456 | 日・火〜土 10:00〜18:00 |
| 富山くらし・しごと支援センター(富山) | 076-411-9179 | 月〜土 9:30〜17:00 |
「まだ移住するか決めていない」という段階でも相談できます。
むしろ、早い段階で話を聞いておくことで、補助金の対象条件や手続きのタイミングを事前に把握できるメリットがあります。
「とやまの魅力体験助成制度」を活用して、交通費・宿泊費などの助成を受けながら富山市を実際に訪問しましょう。
気になるエリアの街並み・保育所・住宅地などを実際に確認することで、移住後のギャップを減らせます。
なお、富山県内のおすすめエリアもこちらで紹介しています。
⇒富山県への移住におすすめなエリアは?移住後の家づくりについても解説!
【仕事】
リモートワークを継続する場合は、勤務先で移住後もテレワークを続けられるか確認しておきましょう。
移住支援金を利用したい場合は、前述したテレワーク要件もあわせて確認します。
不明な場合は、富山市企画調整課(076-443-2277)へ直接照会するのが確実です。
現地での転職・就職を検討している場合は、富山くらし・しごと支援センターへの相談がおすすめです。
富山県内の求人情報の提供や、就職・起業に関するサポートも受けられます。
移住支援金の就業要件を満たす求人かどうかも、あわせて確認しておくと安心です。
【住まい】
住みたいエリアや公共交通へのアクセスなどを意識しながら、土地・物件を探しましょう。
中古住宅を検討する場合は、「まちなか・公共交通沿線中古住宅取得等支援事業」の対象エリアかどうかも確認しておきたいところです。
一方、富山市で新築の家づくりを検討しているなら、不動産サイトだけで土地を探すよりも、地元の工務店・ハウスメーカーと一緒に土地探しを進める方法もあります。
富山市の気候・風土や補助金制度を把握している施工会社であれば、「この土地で希望する家が建てられるか」「利用できる補助制度があるか」といった視点から相談できるでしょう。
現住所の市区町村で「転出届」を提出します。
マイナンバーカードがあれば、マイナポータルを使って転出届をオンラインで申請できます。
参考:デジタル庁公式 マイナポータルから引越し手続をする方法
転出元の市区町村窓口への来庁が原則不要になるため、首都圏在住のまま手続きを進められます。
ただし、転入届は富山市の窓口で行う必要があるので注意。
国民健康保険や児童手当など、家庭によって必要となる手続きも異なるため、転入時にまとめて確認しておきましょう。
富山市役所または行政サービスセンターなどで「転入届」を提出します。
転入届は、新しい住所に住み始めてから14日以内に行いましょう。
必要書類は、本人確認書類やマイナンバーカードなどです。
転出方法によって必要書類が異なる場合があるため、事前に富山市公式サイトで確認しておくと安心です。
あわせて、こども医療費助成の申請、電気・ガス・水道の手続き、運転免許証や銀行などの住所変更も済ませましょう。
移住支援金の対象となる方は、転入後1年以内に富山市企画調整課へ申請します。
令和8年度(2026年度)に交付を希望する場合の申請期限は令和9年2月15日です。
ただし、予算上限に達した場合は受付が終了する可能性があります。
転入後のバタバタで後回しにしがちなポイントなので、できれば転入前から富山市へ相談し、申請スケジュールを確認しておくことをおすすめします。

富山市で家を建てるなら、冬の寒さや雪も考えた住宅性能や住まい方が重要です。
断熱性・気密性はもちろん、雪への備えや暖房計画なども確認しておきましょう。
そのため、富山市の気候・風土を理解した工務店やハウスメーカーを含め、複数の施工会社を比較検討することをおすすめします。
全国展開の大手だけでなく、地元密着の施工会社にも目を向けてみましょう。
なお、富山市・富山県内で家づくりを検討するなら、「イエタッタ富山」が便利です。
富山県内の工務店・ハウスメーカーを一覧で比較できるため、初めての家づくりで施工会社を探す際にも活用できます。
移住と家づくりをあわせて検討したい方は、ぜひチェックしてみてください。
この記事でお伝えしたポイントを整理します。
「自然の豊かさ」「子育て環境」「生活コスト」「首都圏へのアクセス」
これらのバランスが取れた富山市は、ファミリー移住の有力候補のひとつといえるでしょう。
一方で、車の必要性や冬の雪、転職後の収入など、実際に暮らし始めてから気づきやすいポイントもあります。
まずは移住相談窓口に問い合わせ、「とやまの魅力体験助成制度」などを活用しながら現地を訪れてみることをおすすめします。
一歩踏み出すことで、移住のイメージはぐっと具体的になるはずです。
もし、移住先で家づくりも検討しているようでしたら、「イエタッタ富山」もぜひご活用ください!